為替市況

外為・今日の材料

24/04/26(金) 08:05

◎〔外為・今日の材料〕ドル、155円台半ば=日銀結果公表控えて小動き(26日)

 26日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、日銀決定会合の結果公表を控え、1ドル=155円台半ばで小動きとなりそうだ。日銀決定会合では、金融政策は現状維持が見込まれる。ただし、その後の総裁会見の内容次第でドル円は振れやすい。予想レンジは155円00〜156円00銭。
 前日の海外市場では、欧州時間は155円50〜70銭前後でもみ合った。米国時間は序盤に米GDP統計で物価指数が強い結果で155円70銭台に上昇したが、介入警戒感のほか、「国債購入の減額を検討する」との時事通信報道も重しとなった。東京時間の早朝もおおむね同水準。
 今年1〜3月期の米実質GDPでは、個人消費支出(PCE)物価指数のコアが市場予想を大幅に上回った。これを受けて米長期金利は4.65%近辺から4.73%近辺まで水準が切り上がった。ドル円も買いが優勢となったものの、「介入警戒感から買いは一時的だった」(FX業者)ため、伸び悩んだ。
 東京時間は、日銀決定会合の結果公表を控え、「様子見ムードが強まるだろう」(同)と見込まれる。金融政策は「先月にマイナス金利を解除したばかりで、現状維持だろう」(銀行系証券)と見込まれる。焦点は、国債購入の減額や植田総裁の会見内容だ。円安進行を受けて、国債購入が減額され、植田総裁が会見でタカ派的な発言を行うと、円高に揺れ戻すとみられる。ただ、日米金利差の拡大観測は根強く、市場関係者からは介入を警戒する声が聞かれる。
 本日は、東京時間は日銀決定会合結果公表・総裁会見、4月の東京都区部消費者物価、欧米時間は3月の米PCE物価などが予定される。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

24/04/26(金) 12:02

◎〔東京外為〕ドル、155円台半ば=日銀会合結果待ちで様子見(26日正午)

 26日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場は、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの雰囲気が強く、積極的に売り買いを手掛ける向きが少ない中、1ドル=155円台半ばで推移している。正午現在は、155円55〜56銭と前日(午後5時、155円62〜63銭)比07銭の小幅ドル安・円高。
 東京時間に入り、155円60銭近辺で始まったドル円は、日銀会合の結果を見極めたいと考える向きが多く、結果待ちの状態。時事通信社が昨夜、「日銀、国債買い入れの減額を検討」と報じたことで、国内長期金利は0.930%と昨年11月以来の高水準まで上昇しているが、市場では「米国の利下げ観測の後退から金利は高止まりしており、日米金利差が大きく縮小するまでには至らない」(国内証券)とみられており、ドル売り・円買いは限定的にとどまっている。仲値に向けては、「様子見ムードが強まる中、大きな偏りはなかった」(外為ブローカー)という。
 投資家の関心は、日銀の金融政策決定会合の結果と、その後の植田和男総裁の会見内容に移っている。市場関係者は「追加利上げに関する手掛かりや、最近の円安進行についてどのような見解を示すのか見定めたい」(運用会社)と指摘する。
 ユーロは、朝方に比べ対円で小幅安、対ドルでは小動き。正午現在は、1ユーロ=166円79〜80銭(前日午後5時、166円85〜85銭)、対ドルでは1.0722〜0722ドル(同1.0721〜0721ドル)。(了)

[時事通信社]

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