為替市況

外為・今日の材料

24/05/08(水) 07:58

◎〔外為・今日の材料〕ドル、154円台後半=強弱材料の交錯でもみ合い(8日)

 9日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、強弱材料が交錯する中、1ドル=154円台後半を中心にもみ合う展開が見込まれる。米長期金利は低下したものの、なお日米金利差が大きいことを意識した買いが根強い一方、介入警戒感から上値は攻めきれず、結果的に上下に動きにくい。予想レンジは154円40〜155円00銭。
 前日の海外市場では、欧州時間は東京時間の午後に売られた反動から買い戻され、154円60銭台に浮上した。東京時間に時間外取引で低下した米長期金利が持ち直したことが支援要因。米国時間は、序盤はやや売られたが、中盤以降は持ち直しに転じ、終盤は154円70銭台で推移した。東京時間の早朝は154円70銭前後で推移している。
 前日の米長期金利は、前日比では低下したが、ドル円は「日米金利差がなお大きいことを背景にドル買い・円売りが根強い」(FX業者)こともあり、東京時間の夕方との比較では水準を切り上げる展開だった。また、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内の利下げ回数が「ゼロ」になる可能性に言及したこともドル円の支援要因になった。
 ただ、ドル円は154円台後半に上昇したものの、前日の東京時間も昼すぎには154円60銭台まで買われており、その時点からの値動きは「おおむねレンジ圏内で、方向感は定まっていない」(同)と指摘される。東京時間は、金利差を意識した買いがなお根強い一方、「介入警戒感から上値は追いにくい」(大手邦銀)こともあり、154円台後半を軸にしたレンジ圏で推移する公算が大きい。また、目先は重要な米指標の発表がないことも動意を乏しくするとみられる。
 本日は、東京時間は植田日銀総裁講演、欧米時間は3月の米卸売売上高、米10年債入札、クックFRB理事講演などが予定される。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

24/05/08(水) 09:04

◎〔東京外為〕ドル、154円台後半=金利差意識した買いで上昇(8日午前9時)

 8日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日米金利差を意識した買いが優勢となり、1ドル=154円台後半に上昇している。米長期金利は低下したものの、なお日本との金利差が大きいことがドル買い・円売りを誘った。米連銀高官のタカ派発言も支援要因。午前9時現在、154円76〜79銭と前日(午後5時、154円11〜12銭)比65銭のドル高・円安。
 前日の海外市場では、欧州時間は買い戻しが優勢で、154円60銭台に浮上した。東京時間の午後に時間外取引で低下した米長期金利が持ち直したことが支援要因。米国時間は、いったん売られたが、中盤以降は持ち直し、終盤は154円70銭台で推移した。東京時間の早朝も154円70銭台で推移している。
 前日の米国時間の長期金利は前日比では低下した。ただ、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が年内の利下げ回数が「ゼロ」になる可能性に言及すると、米債は一時売られ(利回りは上昇)、ドル円の支援要因となった。また、米金利は低下したものの、「日米金利差はなお大きく、依然としてドル買い・円売りが入りやすい」(FX業者)という。
 ドル円は154円台後半に上昇したが、前日の東京時間昼すぎも154円台後半で、そこからの値動きは「おおむねレンジ圏内で、方向感はまだ出ていない」(大手邦銀)と指摘される。「ドル円は買われやすいものの、上値では介入警戒感が根強い」(同)こともあり、目先は「現行水準でもみ合う」(同)との声が聞かれる。
 ユーロも対円は上昇。対ドルは小安い。午前9時現在、1ユーロ=166円38〜39銭(前日午後5時、165円88〜89銭)、対ドルでは1.0750〜0750ドル(同1.0764〜0764ドル)。(了)

[時事通信社]

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