為替市況

外為・今日の材料

18/08/15(水) 08:40

◎〔外為・今日の材料〕ドル、111円台前半=リラ下落の一服で底堅い(15日)

 15日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、1ドル=111円台前半を中心として底堅く推移すると想定される。トルコ通貨リラの下落が一服し、市場の地合いが改善しているため。市場は「日経平均株価や中国株などアジア株の様子を見ながら推移する」(資産運用会社)とみている。予想レンジは110円80銭〜111円50銭。
 前日の海外市場では、急落していたリラの下げ止まりを受け、「過度なリスク回避の動きが後退」(外為仲介業者)した。東京時間の終盤に111円10銭台で推移した後、欧州時間には戻り売りが出て110円80銭近辺まで下落する場面もあったが、米国時間には買い戻しが入って111円30銭近辺まで切り返した。早朝の東京時間は買い一服で、111円台前半で推移している。
 本日の東京時間のドル円は、堅調に推移すると見込まれる日経平均株価を眺めた展開になると予想される。市場関係者は「111円台にしっかりと乗せたことで、底堅さを増し、仮に売りが出たとしても下げ幅は限られ、110円台後半で支援されるだろう」(前出の資産運用会社)と指摘する。
 ただ、トランプ米政権は来週にもロシアに対して制裁を科す予定で、「強硬な外交姿勢が示されており、手放しでリスクオンに傾斜できる状況でもない」(大手邦銀)との警戒感もあり、ドル円は底堅いながらも、一方的に上値を切り上げるのは難しい。
 本日の東京時間は、材料となる経済指標やイベントなどは予定されていない。欧米時間には、7月の英消費者物価や米小売売上高、8月のNY州製造業景況指数などが発表が予定されている。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

18/08/15(水) 17:27

◎〔東京外為〕ドル、111円台前半=ユーロ下げ渋りで上昇(15日午後5時)

 15日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、トルコ関連資産を有する欧州金融機関への影響を懸念し軟化していたユーロが下げ渋ったことでリスク回避ムードが後退し、1ドル=111円台前半で上昇した。午後5時現在、111円33〜33銭と前日(午後5時、111円10〜10銭)比23銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、トルコ・リラの下げ止まりを受けて買い戻された前日の流れを引き継いだ。国内輸入企業によるドル買い・円売りにも支援され、仲値過ぎには111円40銭台に浮上。同水準では利益確定の売りが出て、午後は111円10銭台まで下落した。その後は111円20銭台で売り買いが交錯。終盤、トルコ不安で上値が重かったユーロが下げ渋ると、「リスク回避の動きが和らいだ」(銀行系証券)として、ドルは111円30銭台まで買い進まれた。
 市場関係者は「リラの上下動に対するドル円の反応は鈍くなってきている」(大手証券)と指摘する。ただ、トルコ中銀が銀行システムの支援措置を発表したことなどで「投機筋による仕掛け的なリラ売りは手控えられるようになったが、下落前の水準に戻るには利上げの実施が必要」(前出の銀行系証券)との声も聞かれた。引き続きトルコを含め「米国との通商問題で上値は重く、積極的に買い進める材料には乏しい」(前出の大手証券)という。
 ユーロは終盤にかけ対円で小幅上昇、対ドルで小動き。午後5時現在、1ユーロ=126円17〜17銭(前日午後5時、126円87〜91銭)、対ドルでは1.1332〜1332ドル(同1.1420〜1422ドル)。(了)

[時事通信社]

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