為替市況

外為・今日の材料

21/09/27(月) 08:06

◎〔外為・今日の材料〕ドル、110円台後半=米金利上昇などで堅調(27日)

 週明け27日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、FRBのタカ派傾斜を背景にした米金利上昇などを受け、1ドル=110円台後半で堅調な展開が見込まれる。ただ、「久々の高値水準で上げ余地は限られそうだ」(FX業者)とも指摘されている。予想レンジは110円50〜111円00銭。
 前週末の海外市場では、欧州時間の序盤にいったん110円台前半に緩んだものの、その後は買い戻しが入り、米国時間の序盤に110円台半ばを回復。米長期金利の上昇が続く中、ドル円も上値を切り上げ、中盤には110円70銭台に続伸し、終盤にかけて同水準でもみ合った。週明け東京時間の早朝もこの流れを引き継ぎ、110円75〜80銭前後で取引されている。
 前週末の米国市場では、22日のFOMCで11月の量的緩和の縮小(テーパリング)が示唆されたこと受けた債券売りが続き、米長期金利は1.46%に上昇。「これを眺めてドル円も買われた」(先のFX業者)という。FOMCで利上げの開始時期が2023年から22年に前倒しされたことも米金利上昇の追い風となり、ドル円をサポートした。
 このほか、指標関係では8月の米新築住宅販売件数が前月比1.5%増の74万戸となり、市場予想(ロイター通信調べ、71万4000戸)を上回ったこともドル買い要因となった。中国恒大集団の経営問題への不安がやや後退していることも「ドル買いを誘いやすい」(大手邦銀)とされる。もっとも、「8月上旬以来の高値水準に接近し、チャート的にはいったん売りも出やすい」(同)とされ、目先は高値圏でのもみ合いとなる可能性もある。
 本日は東京時間に黒田日銀総裁の懇談会出席・会見、欧米時間はラガルドECB総裁が欧州議会出席、8月米耐久財受注、ブレイナードFRB理事講演などが予定される。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

21/09/27(月) 17:01

◎〔東京外為〕ドル、110円台後半=米金利上昇が支援(27日午後5時)

 27日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の上昇に支援され、1ドル=110円台後半に水準を切り上げた。ただ、東京時間は中国株安などを背景としたリスク回避の動きも出て、上値は重かった。午後5時現在、110円77〜77銭と前週末(午後5時、110円46〜47銭)比31銭のドル高・円安。
 米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派的発言を受けて早期テーパリング(量的緩和縮小)観測が一段と浸透し、米長期金利が7月上旬以来となる1.46%台まで上昇したことを背景に、ドル円は前週末の米国時間に約1カ月半ぶりの高値水準である110円80銭付近まで上昇。この流れを引き継ぎ、週明けの東京時間は110円70銭台で始まった。午前は輸出企業の売りが出た上、時間外の米金利低下にも圧迫され、110円半ば付近まで軟化。午後も中国不動産開発大手の中国恒大集団をめぐる懸念が払拭(ふっしょく)されない中、中国株の軟調な値動きを眺めて安全資産の円を買う動きが強まり、110円50銭付近まで下押す場面があった。その後は米金利の持ち直しなどを眺め、110円70銭台まで買い直されるなど、東京時間はいってこいとなった。
 市場では「米国の利上げ期待を相当織り込んで上昇してきたので、この水準を上抜けてさらに上値を追うのは難しくなってきている」(大手銀行)との見方が出ている。こうした中、「27日もFRB高官らの講演などが予定されていることから、利上げなどに関する発言が飛び出すかどうか注目されている」(外為仲介業者)という。
 ユーロは対円で小幅安、対ドルで下落。午後5時現在、1ユーロ=129円54〜54銭(前週末午後5時、129円68〜68銭)、対ドルでは1.1694〜1694ドル(同1.1738〜1738ドル)。(了)

[時事通信社]

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