為替市況

外為・今日の材料

21/04/09(金) 08:01

◎〔外為・今日の材料〕ドル、109円台前半=米金利低下で軟調(9日)

 9日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、前日の海外市場で売りが強まった流れを受け、1ドル=109円台前半で軟調な展開が見込まれる。米雇用関連指標の悪化で米長期金利が低下したことが圧迫要因。チャート的にも「下値を模索しやすい」(FX業者)とされ、なお売られる可能性がある。予想レンジは108円95〜109円60銭。
 前日の海外市場では、欧州時間の序盤は109円台半ばで強含む場面もあったが、米国時間にかけて米長期金利の低下が進み、ドル売り・円買いが強まった。最新週の米新規失業保険申請件数が予想外に悪化したことで109円前後に続落。終盤には下げ渋り、109円30銭前後に浮上した。東京時間の早朝も同水準。
 最新週の米新規失業保険申請件数は1万6000件増の74万4000件と2週連続で悪化。予想外の悪化で雇用情勢への懸念が広がり、米債買い(利回り低下)が活発化した。また、パウエルFRB議長が8日、IMFのオンラインイベントで、今後は物価上昇圧力が強まる可能性があるものの、「影響は一時的」と改めて指摘。「長年の基調的なインフレ心理が変わる公算は小さい」と明言したことが米金利低下につながった。
 東京時間も売られた流れが続き、「ドル円は軟調な展開になる」(同)とみられる。もっとも、「値ごろ感からの買い戻しや実需筋の買いが入る可能性はある」(大手邦銀)ため、「日中は109円台前半で値固め局面になる」(同)と見込まれる。東京時間通過後は「買いは薄くなり、下値を模索する可能性がある」(同)という。
 本日は、東京時間は3月の中国消費者物価・卸売物価、3月の中国新車販売、欧米時間は2月の独貿易統計、2月の独鉱工業生産、3月の米卸売物価、2月の米卸売売上高などが予定されている。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

21/04/09(金) 17:01

◎〔東京外為〕ドル、109円台半ば=米金利上昇で買い戻し(9日午後5時)

 9日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、週末で手掛かりに乏しかったが、午後になると時間外取引の米長期金利の上昇につられて1ドル=109円台半ばへ買い戻された。午後5時現在は109円50〜54銭と前日(午後5時、109円51〜52銭)比01銭の小幅ドル安・円高。
 米国で8日発表された直近の新規失業保険申請件数は前週より増加し、雇用環境の改善ペースが鈍いとして景気回復期待がやや後退した。このため同日の海外市場では米長期金利が低下、これを受けてドルは109円00銭前後に下落した。
 東京時間は、終盤に下げ渋った海外市場の流れを引き継いで109円30銭前後で始まった。実質的な「五・十日(事業会社の決済が集中する日)」で実需の売買が拮抗(きっこう)した後、米金利動向を眺めて小幅軟化。取引が一巡すると、午後にかけて様子見気分が広がり、動意に乏しい展開となった。しかし、午後2時すぎからは米金利の強含みを材料にドル買いが優勢となり、じり高気味に109円50銭台へ乗せた。
 ドル円相場は上昇が一服し、調整局面入りしたとはいえ、依然として「米金利に左右される『金利相場』」(外為仲介業者)の様相を呈している。いったんは110円を割り込んだものの、市場参加者の間では「ドルが底堅い基調は変わらない」(邦銀)との見方が優勢だ。また、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの副作用をめぐる問題などによる英ポンドの下落も、ドルの支えとなっている格好だ。
 ユーロは終盤、対円で小幅高、対ドルではもみ合い。午後5時現在は1ユーロ=130円29〜30銭(前日午後5時、130円13〜14銭)、対ドルで1ユーロ=1.1898〜1898ドル(同、1.1883〜1883ドル)。(了)

[時事通信社]

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