為替市況

外為・今日の材料

24/05/21(火) 07:57

◎〔外為・今日の材料〕ドル、156円台前半=米長期金利上昇で底堅い(21日)

 21日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、前日の海外市場で買いが優勢となった流れを受け、1ドル=156円台前半で底堅い展開が見込まれる。FRB高官らのタカ派的な発言を受けた米長期金利の上昇が支援要因。ただ、上げ足がやや速く、上昇余地は限定的とみられる。予想レンジは155円80〜156円50銭。
 前日の欧州時間序盤は155円70銭前後を軸にもみ合った。米国時間序盤は米長期金利の上昇を眺めて一気に156円20銭前後に上昇。中盤は金利上昇の一服で伸び悩んだが、FRB高官らのタカ派的な発言で米金利が再び上昇し、終盤は156円20〜30銭前後へとじり高となった。東京時間の21日早朝も同水準。
 前日はFRB高官らの発言が相次いだ。アトランタ連銀のボスティック総裁は米通信社のインタビューで、インフレ率が目標の2%に向かうと確信するには時間がかかる、と発言。FRBのジェファーソン副議長はインフレ鈍化が続くと判断するには時期尚早と述べた。バー副議長は利下げを支持するような確信は強まっていないと語った。一連の利下げに慎重なタカ的な発言で米金利は上昇し、ドル買いを強めた。
 東京時間は、前日の海外時間に買われた流れを受け継ぎ、「底堅い地合いが続くだろう」(FX業者)とみられる。ただ、「やや上昇ピッチが速いこともあり、さらに上値を切り上げていく勢いは弱いだろう」(大手邦銀)とされ、上昇余地は限られる公算が大きい。「介入警戒感もドル円の重しになる」(同)との声も聞かれる。
 本日は、東京時間は特に目立つ予定はない。欧米時間は3月のユーロ圏対外貿易収支、ウォラーFRB理事講演・対談、ウィリアムズNY連銀総裁講演、バーFRB副議長討論参加などが予定されている。(了)

[時事通信社]

東京外為市況

24/05/21(火) 17:07

◎〔東京外為〕ドル、156円台前半=FRB高官のタカ発言で上昇(21日午後5時)

 21日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、FRB高官のタカ派的な発言などを受けて、1ドル=156円台前半に上伸した。午後5時現在は、156円21〜22銭と前日(午後5時、155円74〜74銭)比47銭のドル高・円安。
 午前は、国内輸入企業の買いや時間外取引での米長期金利上昇でじり高となり、156円50銭近くへ上昇した。
 午後も買いが継続し、156円50銭台に乗せたが、その後は日経平均株価が値を消したのをにらんで、156円30銭台へ軟化。終盤は、短期投機筋とみられる仕掛け的なドル売り・円買いが持ち込まれ、さらに156円00〜10銭台に下落した。
 前日の米国市場では、ボスティック・アトランタ連銀総裁が、インフレ2%目標に向かって鈍化していると自信を持つには「時間がかかる」と述べるなど、FRB高官からはタカ派的な発言が相次いだ。これを受けて、米長期金利は一時4.45%に上昇し、ドル円は156円台前半に水準を切り上げた。
 東京市場は、実需買いや米金利上昇で156円台半ばに水準を切り上げたが、終盤にかけては156円台前半と前日の米市場のレベルへ押し戻された。手掛かり材料が乏しい中、「政府・日銀が介入したとみられるレベルに接近したことで、仕掛け的な売りが出た」(外為仲介業者)とみられている。
 米国時間にウォラーFRB理事やウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁らの講演などが予定される。市場では、前日に続いてインフレ鈍化に慎重な姿勢を示すとの見方が多い。
 ユーロは対円で上昇、対ドルは下落。午後5時現在は、1ユーロ=169円72〜73銭(前日午後5時、169円32〜33銭)、対ドルでは1.0864〜0865ドル(同1.0872〜0872ドル)。(了)

[時事通信社]

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